スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

思い出

8月末の某日。
秋田新幹線こまちに乗って大曲から東京へ戻っています。


普段、私は仕事をしつつ、合間を縫って音楽をやっています。仕事のおかげで大好きな音楽をやりながらの生活ができています。(いろいろ割愛しましたが、職場のみんな・音楽仲間のおかげということは言うまでもありません。)
毎朝全速力で最寄駅に走らなければいけないほど、とにかく計画性に乏しい私ですが(笑)
今回は色々なタイミングが合致して4泊5日という超長期(!)の秋田の旅を決行することができました。


秋田には祖父母の住んだ家があります。もう二人とも亡くなっており、父母は千葉で生活をしているため家だけが残っている状態です。

住人のいない家にとって、毎年の積雪によりかかる負担は大変なものです。
父は思い出の家を畳むことに決めました。

父母はここ毎月千葉から秋田に行っては家の片付けをコツコツ進めています。
私は東京で生活しながら話だけ聞いてきました。


学生時代までは毎年お盆とお正月の約一週間(問答無用で)滞在した家です。
ひたすら暇な田舎生活を送るという感覚で過ごしていました。ふふ。ほんっとうに暇なのです。

社会人になってからは秋田に来てもあまり長居できず、特に祖父母が亡くなってからは法事という用事を済ます為だけに行っていたような具合です。

今回は何年ぶりかにこの家でゆっくりしてきました。


みんな、誰しも、忘れたくないことがありますね。
思い出の残し方。も、また人それぞれ。


写真。
置物。
家具。
歌。
風。
言葉。
レシピ。
似顔絵。



父母は片付けを進める中で一つのアルバムを見つけました。

数あるアルバムの中から抜粋する形で1ページ1ページ構成されており、まるでこの家系の略歴とも言えるような一冊。
記録するのが好きだった祖母がこっそり残したもののようです。

倹約家の老夫婦がずっと飲まずにとっておいた古酒を飲みながらみんなでアルバムをめくりました。

もはや、父よりもこの家系に詳しくなってしまった母から「この人が誰彼の弟で…」等々の説明を聞きつつ、推測も交えながら読み解くアルバムはまるでミステリー。


ふとテレビから秋川雅史さんの「千の風になって」が聞こえてきました。祖父はこの歌が大好きでした。


私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています


今回秋田にいる間、毎日けっこうな強風が吹いていました。

おじいちゃんが家がなくなることを寂しがっているのか。
それとも、
家を畳むことを寂しく思っている私たちに「いつだって吹き渡っているよ」と言っているのか。


風に当たりたくて家の周りを歩きました。

浮かんでくるままに、とある歌を口ずさみながら近場をぐるぐると。


あの歌が好きと言ったおじいちゃんと、
髪の毛をぐちゃぐちゃにするこの風と、
私が口ずさむこの歌と、
見上げるこの空と、

寂しいんだかうれしいんだか。

風だったらいつでもどこでも感じられますもんね。
空も果てしないにゃー。


なんて都合の良い話でしょうか。



『Your Song』(Via tov)
https://youtu.be/Ssw__H208uA
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ピアニスト石川さやか

Author:ピアニスト石川さやか
ピアノを弾いて歌います。

でもここではおそらく大好きな食べ物の話とかまあまあ好きな食べ物の話とか
時々ポエムとか
自己満感想文とかとか
をきままに書いていきます。
時々様子を伺ってもらえたらうれしいです。

ライブスケジュールなどは

http://ishicoopiano.tumblr.com

「石川タンブラー」にのせています。
こちらも時々のぞいてみてくださいませ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
コマンタレブウ⭐️
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。